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政府がアマゾンの土地を処分

 マットグロッソ州の州都クヤバ市からサンタレン街道を通りパラー州に入って約500キロほど北上した地点にイタイツーバという町があります(タパジョス河の畔)。ブラジル政府は、この近くの土地6740万ヘクタールを、競売を行わずに払い下げると発表しました。この土地の2500ヘクタールは売却せず政府がそのまま所有しますが、全体の72.9%の土地(1500ヘクタールから2500ヘクタールの面積の土地)は市場価格で売却されます。
 残りの全体の12%の土地(400ヘクタールから1500ヘクタールの面積)は農地改革院が表示した価格で売却されます。次いで面積が400ヘクタールから100ヘクタールまでの広さの土地(全体の7.8%)は、驚くような低価格で3年据え置き、20年払いで売却するとしています。100ヘクタール以下の狭い農地は無料で贈与されます。
 参考:1平方キロ=100ヘクタール(302,500坪)