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女性のコカイン中毒患者増加

 オ・エスタード紙が独自で調査、報じたところでは、これまで男性が主流だったコカインなどの麻薬の過剰摂取(オーバードーズ)で、女性の中毒入院患者が、過去2年間で倍増したとしています。同紙が、2006年から2008年にかけてサンパウロ市内の公共病院や診察所などで調査した結果です。コカイン中毒による女性の入院件数は、2008年は696件、2006年は365件で倍増し、2007年の589件からも100件あまり増加しています。
 家族の要請により医師がカルテに記入しない場合や、私立の病院やクリニックなどは調査対象に入っていないため、実際の中毒患者数はこれよりも多いとの観測もあります。