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ブラジル、経済先進国へ仲間入り

 マンテガ財務相は16日までに、4月に行なわれた主要20カ国・地域(G20)金融サミットで打診されていた債券引き受けについて、国際通貨基金発行額の100億ドル分を引き受ける意向を明らかにしました。
 当初ブラジルは、45億ドル分の引き受けを考えていましたが、中国が600億ドル、ロシアが100億ドルの引き受けを表明したのを受け、引受額を増額したものです。ブラジル、中国、ロシアは、この引き受けで国際金融機関における発言権が拡大するものと思われます。
 同財務相は100億ドルの再建引き受けで、「経済危機の影響で資金不足に陥った国を支援するための融資であり、ブラジル経済の力強さを反映するものだ」と語りました。金利については、今後IMFと協議されますが、低く設定されるとしています。