中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

連邦政府、5年間で総額5000億レアルを投資

 現地のエスタード・デ・サンパウロ紙によると、連邦政府は景気浮揚のため総額5000億レアル(約2兆5000億円)をインフラ整備に投資すると発表しました。投資は2014年までの5年間に渡って行われます。
 主な投資先は、2014年に開催されるワールドカップ(W杯)のインフラ整備に600億レアルから1000億レアル、大衆住宅プロジェクト「ミニャ・カーザ、ミニャ・ビーダ(私の家は私の人生)」に600億レアル、ペトロブラスやエレトロブラスの資源・エネルギー開発などを中心に300億レアルなどが予定されています。
 ブラジル国内の景気は、建設業界が第一四半期には9.8%もの大幅な落ち込みを見せるなど、苦境が続いています。今回の投資はこうした業界の活性化を図る目的で行われるものです。来年は大統領選挙も行われ、国内景気の浮揚を図る必要もあり、今回の大型投資の予算が組まれた、との見方もあります。