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離婚成立期間を短縮する改正へ動き出す

 離婚までの期間を短縮する改正法案が下院議会で論議され、20日、賛成374票、反対15で同法案の1回目の可決をしました。施行されるまでには上・下両院であと3回決議する必要があります。
 この法案が施行されれば、離婚成立までには家裁判決後1年、または2年以上の別居が必要だったものが、その期間が大幅に短縮され、極端な場合、即日離婚も可能となります。
 セルジオ・カルネイロ下議(PT党、BA)が、「時間と経費の節減になる」として立案した法案です。この法案には、離婚に反対するカトリック教会が難色を示しているほか、「一時の感情に任せて離婚する人が増える」とした懸念の声もあります。