中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

『ホンダ』撤退でブルーノ・セナ宙に浮く

 伝説のF1レーサー、アイルトン・セナの甥で昨年GP2で準優勝し、今年のF1に出場が期待されていたブルーノ・セナが、受け入れ先だったホンダがF1を撤退したことで、所属が宙に浮いています。現地のスポーツTV番組のインタビューに、複雑な胸中とF1にかける思いを明かしました。
 「今はF1のことしか考えていない。旧ホンダ・チームに投資する企業があれば、自分のタイトルも一緒に依託し、輝かしい成績をあげるように努力したい。ホンダでなければGP2も考えている」
 ブルーノには現在、トーロ・ロッソ社やフォース・インディア社からも声が掛かっているが、「F1以外は考えていない」とF1への強い意志を語っています。
 世界経済危機による不況の波はF1業界も直撃し、どのチームも再編成中でレーサーのスカウトも最小限に留まっています。F1は、3月29日のオーストラリア戦から始まりますが、ホンダの離脱は他のチームにも大きなショックを与えているようです。