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海外でも嫌われる朝青龍

 大相撲の朝青龍の評判がこのところがた落ちです。古来の神事から起こり、日本の伝統文化の一つである大相撲の世界に外国人が参加してきたときから、こうした事態の到来が想定されていました。今更横綱の品格とやらを云々しても始まらないし、時代の流れに機敏に対応できない(日本文化の徹底した教育)相撲協会の責任と言っていいでしょう。
 相撲文化の体たらくが、そのまま朝青龍の言動、行動となって現れているわけで、海外の相撲ファンにとっても、これは座視できないことのようです。サンパウロ新聞のコラムを以下に紹介いたします。
 「またまた、大相撲で不祥事が発生。十両若麒麟(兵庫、尾車部屋)が大麻所持で逮捕された。昨年、ロシア力士ら3人が吸引と所持で解雇された事件があったばかり。大麻蔓延は予想以上で、まだまだ、逮捕される力士が出るかもしれない。また、朝青龍の土俵場でのガッツポーズや、制限時間のおりのゴリラのような態度、協会の許可を受けないモンゴル帰国など、横綱の品格・態度を損なう行為は、もう許されるべきではない。朝青龍の相撲など見たくない。協会や親方、横綱審議会は毅然とした態度を。ブラジルにも相撲ファンは多いぞ」
 大相撲は国内でだけでなく、海外でも注目される日本文化であることを、大相撲関係者は肝に銘じるべき時のようです。