サンパウロ市内のスーパーマーケットに和牛の肉が登場しました。和牛といっても日本から和牛肉を輸入しているわけではなく、正確には日本とブラジルの混血牛肉。純粋和牛の冷凍精液をブラジルの牧場のブラジル牛に種付し、誕生したのを肥育したものです。
この牛肉は、日本の和牛肉格付における並〜中クラス級の味わいと柔らかさで、僅かながらも霜降りの「サシ」も見られるといいます。販売価格は、コントラ・フィレやピカーニャ部分で、キロ当り４５レアル（約２２００円ぐらい）程度です。これまで和牛肉は、キロあたり１００レアル（約５０００円）という高級肉のみが販売されていたのですが、この混血中の誕生で、一般家庭へも和牛の味が行き渡ることになりそうです。
