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リオ市の麻薬地帯に陸軍1500人投入

 リオの麻薬犯罪組織の目に余る行為に対し、ついに陸軍が大量1500名の兵員を投入しました。忍者姿の7人組がさきごろリオの陸軍輸送センターを襲い、兵士3名を殴打、武器を強奪した事件が、軍人投入のきっかけということです。 
 武器を強奪したのは麻薬組織のコマンド・ヴェルメーリョ(CV=赤軍)といわれています。手入れ当日は、リオ市に至る幹線道路はすべて陸軍によって封鎖され、グアナバラ湾も連邦警察のランチによって警備されました。
 軍隊に占拠されたフアヴェーラ(貧民街)の住民は、住民たちのわずか1割の犯罪者のために、学校は休み、働きにも出かけられないと嘆いているそうです。