中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

ブラジルの税金は高額

 意外に知られていないのがブラジルの税金。特に物品税になると、国民もほとんど知らないそうです。製品価格の内どのくらいが税金なのか、見てみましょう。
 ガソリンは市販価格の53%、スパゲティの35.2%、DVDの51.5%、大衆向け住居の49%、電気料金の45.8%、自家用車(1000CC)の46.6%など。一般市民はこの数字を聞いて、みんな「エッー」と驚くそうです。
 市民の多くは物価が上がる度に、メーカーに対して批判の矢を向けていますが、実はこの税金の上昇による製品価格上昇という面も無視できないそうです。
 過去17年間で平均税率は、20%から37.5%へと上昇しているといいますから、国民にとって、かなりの痛みといえましょう。しかし、間接税のため、国民の大半はこのことを知らず、営々と税金を払い続けているというのが実情のようです。
 もっとも、この物品税については日本の人も、国内の実情をほとんど知らないようですが。