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サンパウロでの話題は物価上昇

 このところブラジルは、小刻みに物価が上がり、庶民の懐を直撃しているようです。サンパウロでは、「近頃ブラジルで上がるものは、物価。近頃ブルジルで下がるものは、ルーラ大統領の人気とドル」というのが子供でも知っていることだとか。

 諸物価が上がる中で、下がっているものがあるそうです。その下がっているのがガソリン。不思議な現象に、話題好きな新聞が飛びつき、報じたものですが、もちろん全部のガソリンが値下がりしているわけではありません。ある特定のガソリンスタンドだけが、安売りしているのです。

 通常ガソリンは1リットル129円くらいで売られているのですが、安売りスタンドでは10〜14%前後も安く売っているそうです。スタンドによて価格はまちまちといいますが、1リットル111円くらいから112円というところのようです。

 もちろん、そこにはからくりがあるのでしょう。「アルコールの混入を法定以上に多くしているのではないか」というのですが、どうでしょうか。ブラジルの商売人は、生き馬の目を抜くどころか、人間の目玉さえ抜きかねい商売上手ですから、うまい方法を考えているのかも知れません。