ブラジルのメディアによると、ボルソナロ大統領は11日、国会で議決された「すべての州で燃料流通事業税（ICMS）を単一の税率にする法案」を了承しましました。同法の目的は、ロシアのウクライナ侵略で高騰した燃料価格を抑制しようというものです。現在、ガソリンが18.8％、ディーゼルが24.9％上昇しています。
この法案は燃料の高騰を防ぐとして国会で議決され、大統領は法案を拒否することなく了承しました。しかし、この措置に各州知事は反旗を翻し、「燃料価格の上昇を解決する手段にはならない｣と批判しています。州知事が反対するのは、ICMSの変更で州税の収入が減少する可能性があるからです。
