ブラジルでは、女性の社会進出が急速に進み、社会経済にも大きく貢献しているーーブラジル地理統計院（ＩＥＧＥ）が、このような統計を発表しました。それによると、多数の分野で男性の活躍を上回り、それ以外の分野でも男女間の格差が縮まっているそうです。
この発表は、ブラジル地理統計院が昨年の女性活動状況をとりまとめたもの。昨年の女性の職場進出は前年対比３.２％増の２７０万人。このうち新規採用者が１、５１１、０００人で、男性の１、１４３，０００人を上回ったいます。この結果、女性の労働人口は４５.６％に達し、これまでの最高だった１９９５年の４４.６％を上回る史上最高を記録。とくに南部地区では５２.８％という驚異的数字でした。
就労で最も多かったのは家政婦などの家事労働で、女性が９３.３％。最低は建築分野の２.５％。男性を上回った分野ではほかに、教育、保健、社会福祉関係（７７.４％）と団体活動（５８.６％）がありました。
