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小泉首相の感動に地球の反対側でハテナ?

 小泉首相は訪伯のおり、予定を変更してサンパウロ近郊のガタパラ移住地を訪問、日系人の大歓迎を受けました。この移住地では首相の訪問を記念、首相に「感動」という揮毫を書いてもらい、先頃その碑が完成しました。日系人たちは大いに喜んでいるのですが、一部には、首相は感動の大安売りをしているのでは、との声も上がっています。
 というのも日本では、小泉首相は感動を連発しています。オペラを見て、大相撲(武蔵丸貴乃花戦)を見て、燃料電池車を見て、アテネオリンピックを見て、など何かというと感動という言葉を発するのです。このことから日本では、首相は語彙が貧弱、といった声があることをブラジル日系人たちも知っていて、本当に感動してくれたのかどうか疑わしい、と揮毫碑の前で疑問に思う人もいるわけです。
 もっとも、そういった詮索をするより、素直に喜べばいい、というのが大半ではありますが。