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プラ製ストロー禁止法案、SP州議会で可決

 13日付伯字紙によると、サンパウロ州議会はプラスチックによる環境汚染減少を目的に、同州内のすべてのレストランやバー、軽食店、ホテル、ナイトクラブ、ダンスサロン、音楽イベント、商業施設でプラスチック製ストローを客への提供を禁じる法案を賛成多数で可決しました。

 同法案を提出したロジェーリオノゲイラ州議員は、「プラスチック汚染は世界的な問題になっている。この問題では政治力が必要で、放置すれば2050年までに海洋は魚よりもプラスチックの方が多くなる」と提案理由を説明しています。同法案をジョアン・ドリア同州知事が承認すれば、知事の承認後12カ月以内にプラスチック製ストローの提供禁止のルール作りに着手します。成立すれば、サンパウロ州内で提供されているプラスチック製ストローは今後、紙や生分解可能な素材で作られたストローに置き換えられます。