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サンパウロ市、コロナ抑制で休日増加策

 ブラジルメディアによると、サンパウロ市議会は18日、臨時市議会で、コバス市長提案の「新型コロナウイルス拡大の抑制のため休日を増やす法案」を可決しました。法案は賛成37、反対14、棄権1でした。

 同法案は、休日を増やすことで市民の社会的隔離を強化するのを目的にしています。法案可決で休日が20日から24日まで続くことになります。同市長は「休日が水曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日と続くことで、17日に達成した56%の社会的孤立をさらにに続けられる」と語っています。

 サンパウロ州ジョアン・ドリア知事も休日増加を提案しており、サンパウロ市議会の休日増加策を支持しています。州知事は「各自治体も休日を増加、社会的孤立策の強化を希望する」と述べています。

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 一方、サンパウロからの情報によると、大々的なコロナ騒ぎ報道の割には市内は平静で、市民の生活に変化は見られないといいます。営業中止を要請されている店舗も、シャッターを半分閉めただけで営業している店もあり、自粛率は50%ぐらいとか。この分ではサンパウロのコロナ終息は難しく、「イタリア、スペインを追い越し世界4位になったが、英国を抜いてワースト3位になるのも時間の問題」としています。