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化粧品等保管の企業認証取得=ブラジル日本通運=

 ブラジル日本通運(細谷浩司社長)は、サンパウロ市から北に約40キロ離れたカジャマール倉庫で化粧品、衛生品等の保管に関してANVISA(ブラジル国家衛生監督庁)から企業活動認証を取得しました。これで同社は同製品類及び原材料を幅広く取り扱うことが可能になり、顧客や関連企業へのサービス向上が期待されます。
 サンパウロ新聞社を訪問した細谷社長によると、2014年8月にブラジル訪問した安倍晋三首相が日・ブラジル首脳会談で「医療・保健分野や薬事規制分野」で協力を表明したことなどから、ブラジル日本通運では同分野のサービス充実を目的に昨年5月から認証取得を申請、今年2月に許可が降りました。
 ブラジル日本通運のカジャマール倉庫は2014年1月から営業しており、今回の認証取得で1912平方メートルある倉庫の商品保管エリアのうち1195平方メートルが認可製品保管エリアとして利用され、そこには薬剤師も常駐します。口紅などの化粧品や石けん、シャンプー、オムツなどの衛生用品も取扱いが可能になり、病院への対応も出来るようになりました。同社のサービス範囲が拡大します。
 細谷社長は「これまで日系企業との取引が中心でしたが、ANVISAの認証を得たことで多国籍企業も取り込めるようになります」と語り、顧客へのより充実したサービス提供が出来ると喜んでいます。
 写真はカジャマール倉庫の外観(ブラジル日通提供)