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ブラジル人女性も人質=シドニー立てこもり事件=

 地元メディアによると、15日にオーストラリアのシドニーで武装した男性が喫茶店で客や従業員を人質に立てこもった事件で、人質の中にブラジル人のマルシア・ミカエルさんがいたことが分かりました。同事件は16時間後に警察官が店内に突入し終結しましたが、犯人を含む3人が死亡しました。マルシアさんも足に銃弾を受けて病院に搬送されましたが、命に別条はありませんでした。
 アラブ系の両親を持つマルシアさんはゴイアス州ゴイアニア市生まれ。結婚後、夫とカナダで6年間暮らし、その後オーストラリアでコンピューター関係の仕事に就いていました。
 3人の息子を持つマルシアさんは「自分の家族は皆オーストラリアにいるし、ブラジルはとても遠いので旅費も非常に高い」とブラジルに戻るつもりはないと語っているそうです。