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ゴイアス州で女性連続殺人犯を逮捕

 地元メディアによると、ゴイアス州ゴイアニア市周辺で今年1月以降、類似の手口によって15人の女性が相次いで殺害されていた事件で、14日になって容疑者が逮捕されました。犯人は、女性を連続して殺害したほか、合計39件もの殺人事件に関与した疑いが持たれています。
 逮捕されたのは民間の警備会社に勤める警備員のチアゴ・ロシャ容疑者(26)で、15件の女性連続殺人事件うち11件についての関与を認めています。このほかホームレスや同性愛者などを対象に合計39件の殺人を行ったことも自供しています。
 警察は1カ月前からロシャ容疑者に対する捜査を進め、14日にゴイアニア市内の大通りで容疑者の逮捕に踏み切りました。犯行に利用された可能性のあるバイクと拳銃も押収しました。容疑者の特徴など詳細についてはまだ不明ですが、ロシャ容疑者は昨年バイクの窃盗容疑で逮捕されていたことが明らかになっています。警察の発表では、12日にも女性を殴打する事件を起こしており、監視カメラに犯行の様子が記録されていました。
 ゴイアス州連続殺人事件では被害者女性の特徴が似ていたことや、犯人がヘルメットをかぶってバイクに乗った男性などの特徴はあったものの、犯行に使われたバイクが毎回違ったことから複数犯の可能性も考え捜査されていました。同一犯による連続殺人事件と分かったのは容疑者が逮捕され自供してからで、ジョアン・ゴルクシ警察署長は「最初は無差別に殺害していたが、次第に襲撃相手を選ぶようになっていった」と説明しています。