中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

日ブラジル外交樹立120周年のロゴマーク決定

 今年8月に発足した「日ブラジル外交樹立120周年 記念事業ブラジル実行委員会」(委員長=梅田邦夫在ブラジル日本国大使)の第3回会議が12日午後3時半からサンパウロ市内のサンパウロ総領事館で開かれ、公募していたロゴマークの決定と各公館における主な予定周年事業の発表が行われました。
 10月から公募されていたロゴマークは約1カ月間で日ブラジル両国から81の作品が集まり、両国政府間の協議と同実行委員会の承認を経て、サンパウロ州グアルーリョス市在住のブルーノ・ヒトシ・テルヤ氏(27)がデサインした「折り紙の鶴」をモチーフにした作品が選ばれました。
 説明によると同作品は、鶴は「縁起物」で、「親しい人の健康を祈り千羽鶴を折る習慣のある友情のシンボル」ということから着想され、両国の国旗の色(赤、緑、青、黄)を使用して友情を表現しています。今後120周年事業の記念行事や広報資料で活用されます。

花火大会や盆踊り

 企画されている主な周年事業は、9月にサンパウロ市で予定の「日ブラジル友好花火大会」(予算額165万レアル)、2月からブラジル各地で開催予定の「日ブラジル共同プロジェクト巡回展覧会」(予算額42万3000レアル)などのほか、約40企画が発表されました。
 主なものは、(1)琵琶公演、経済セミナー<ブラジリア>(2)カーニバルでアギア・デ・オウロへの参加、日ブラジル野球大会、県連日本祭り、総領事館100周年式典<サンパウロ市>(3)ミナス日本祭 り、少年サッカー日ブラジル友好カップ<リオ>(4)日ブラジル絵画展、日ブラジル盆踊り<マナウス市>(5)120周年開会式典、入植100周年記念法要<クリチバ市>(6剣玉デモンストレーション、日本週間<ベレン市>(7)邦楽公演、日本市<レシフェ市>(8)州立中等学校「ジャパン」における日本文化紹介<ポルト・アレグレ市>などです。
 このほか海上自衛隊遠洋航海練習艦隊が文化交流事業として8月にブラジル訪問することが決定しているほか、最初の周年事業としては毎年元日に行われる文協(木多喜八郎会長)の新年会が企画に上がっています
写真=決定したロゴマーク