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ピラニアに足をかまれる

 地元メディアによると、ゴイアス州カルダス・ノーバス市内のコルンバー湖で、遊泳中の観光客がピラニアに足を噛まれました。噛まれたのはゴイアニア市在住で年末年始の休暇中に湖を訪れていた企業家のラファエル・サロモンさんで、遊泳中に左足の裏をかまれました。その場から病院へ行き治療を受け、感染症を防ぐため10日間薬を服用するだけで済みました。
 サロモンさんは「大人だったから逃げることができたが、もし子供が被害に遭っていたら命にかかわるけがを負っていたかもしれない」と話していました。サロモンさんによると湖にはピラニアへの注意を促す看板は無く、サロモンさんの妻で弁護士のクリスチアーネ・モルガドさんはカルダス・ノーバス市を訴える構えを見せています。
 この湖では昨年4月にも、観光客が足の指の一部をピラニアに食いちぎられる事故が起きています。カルダス・ノーバス市の環境局は当時、この湖の水力発電事業を行うフルナス社の管轄だと述べており、同社に対策を呼び掛けるとしていました。フルナス社側も看板を設置したと話していましたが、今回の件についてはコメントしていません。