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ドミニカ共和国税関でフリオ・イグレシアスを一時拘束

 ブラジルのメディアによると、世界的に有名な歌手、フリオ・イグレシアスが10日、ドミニカ共和国のプンタ・カナ空港に着いたた際、42kgの食料が入ったスーツケースを没収され、拘束されました。この情報はスペインのテレビ番組「フィエスタ」によって報じられ、一気に各地へ広まりましたました。

 イグレシアスのスーツケースには、果物や野菜など約42キログラムの食料が詰め込まれていました。入っていたのはルッコラ、イチゴ、マッシュルーム、トマト、ほうれん草、ラズベリーなどでした。食料品は警備員によって検査され、問題ないことが分かり、検査官の誤解として処理されました。

 もともとイグレシアスは荷物に食料品を詰め、持ち運んでいたと言います。ところがドミニカ共和国は農業の問題から、食料輸送には規制がかけられていました。こうしたことから生じた手違いで、同国のルイス・アビナデル大統領はイグレシアスに謝罪し、同国の事情を理解してほしいと述べました。