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ブラジリア暴動で最高裁、新たに250人を追加起訴

 ブラジルのメディアによると、最高裁のアレクサンドル・デ・モラエス判事は9日、1月8日のブラジリア暴動に参加し、最高裁、議場、大統領公邸へ侵入、破壊した罪で起訴された被告250人を、すでに起訴されている550人に追加することを決定しました。

 検事総長はブラジリア暴動に参加した1,390人を反民主主義的行為で起訴し、そのうち239人が実行犯の中核グループ、1,150人が扇動者の中核グループ、1人が公職者の不作為の疑いです。検察庁の刑事手続き開始請求に対する裁判が最高裁で4月から相次いで開始され、これまでに550人が3つのグループに別れ審議されました。そして裁判の審議は終了し、550人は刑事訴訟で起訴されています。

 550人については刑事訴訟裁判が開始され、新たな証拠収集、証人喚問、被告人の取り調べが行われます。裁判の終結に期限は設けられていません。

 最終グループとなる250人の手続き開始裁判は9日から15日まで行われます。容疑は武装した犯罪結社、民主的な法の支配の暴力的な廃止、クーデター、設備の破壊といったもので、ここで判事の多数が起訴相当と認めれば、刑事訴訟による裁判が開始されます。