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ペルー政府が60日間の非常事態を宣言

 ブラジルのメディアによると、ペルーの日刊紙が5日、ペルー政府がボルアルテ大統領の辞任を求める抗議デモが絶え間なく続くことから国内の7つの地域で60日間の非常事態を宣言した、と報じました。このデモでこれまでに48人の死者が出ています。

 非常事態が宣言されたのはアマゾナス州のマドレ・デ・ディオス、クスコ、プーノ、アプリーマック、アレキパ、モケグア、タクナの各県です。この地域では、「住居の不可侵性、国家領土内の移動の自由、集会の自由、個人の自由と安全に関する憲法上の権利が制限または停止」されることになります。

 リマとエル・カヤオの地域でも2月中旬まで例外状態が適用され、警察と軍隊に「内部秩序の維持」が認められています。また、プーノ県では、生産活動や労働活動のため、あるいは緊急の治療を必要とする人を除き10日間、午後8時から午前4時まで「外出禁止」を宣言しています。