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敗戦で沈むサッカーのブラジル代表

 サッカーW杯カタールで9日、ブラジルはクロアチアにまさかの逆転負けしました。延長戦に入りネイマール選手が見事な足技でゴールへボールをたたき込み、これで誰しもが「勝負あった」と思ったに違いありません。ところがその後、クロアチアが同点ゴールを入れPK戦に持ち込みました。それでもPK戦でブラジルが負けるとは、誰もが予想しなかったはずです。

 しかし、ブラジルは負けました。ブラジルのメディアは、各選手に敗戦の弁を語らせています。選手たちはロッカールームで沈んでいました。キャプテンのチアゴ選手は「もう少し集中できたはずだ。私たちはこのような反撃を受けることに慣れていなく、少し混乱し、セカンドボールを失い、反撃を許した」と嘆きました。

 ほとんどの人が悔し涙を流している中、カゼミーロ選手は「勝利を逃してしまった。難しい瞬間だった」と敗戦について語りました。ネイマール選手は「今、この瞬間を語るのは難しい。私たちは団結力のあるグループで、幸せで満足していたが、今日は悲しい日だった」と選手全員の気持ちを代表していました。

 ブラジルを代表するネイマール選手は2010年8月からブラジル代表として活躍しています。30歳にして3度目のワールドカップ出場を果たしたばかりで、今後もブラジル代表としてプレーするかどうかについて、「正直なところ、わからない。今話すのはまずいと思う。頭が熱くなっていて、考えがまとまらない。これで終わりとは断言できない」」と語りました