ブラジルのメディアによると、エジプトで開催中の気候変動に関する会議COP27に招待され14日に現地入りしたルーラ次期大統領は15日、ジョン・ケリー元米国国務長官、習近平国家主席と会談しました。同会議にはマリナ・シルバ次期副大統領、ランドルフ・ロドリゲス上院議員)、フェルナンド・ハダド元大臣も同行しており、シルバ副大統領もケリー国務長官と会談しました。
ルーラ大統領はCOP27の期間中、10カ国から二国間会合の要請を受けました。要請したのはマルパス世界銀行総裁のほか、中国、米国、ドイツの各代表、COP26の議長を務めたイギリスのアロック・シャルマ国会議員などです。
米国、中国代表との会談内容は明らかになっていなく、ルーラ氏がTwitterで「ブラジルを代表して、COP27で気候に関する議論に参加している米国のケリー氏と中国の習近平氏に会った」と公表したのみです。
ルーラ氏は16日、同行しているアマゾン地域の州知事6人と「アマゾンからの手紙ー気候変動に対する共通の課題」に出席の予定です。同氏はCOP終了後はポルトガルに移動し、同国当局と会談します。週明けにブラジルに戻る予定です。