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労働者党がフォス・ド・イグアス事件を問題視

 ブラジルのメディアによると、ブラジルの労働者党グレイシ・ホフマン代表は11日、サンパウロ市で記者団に、パラナ州フォス・ド・イグアス市でボルソナロ大統領支持者に労働者党パラナの会計係マルセロさんが射殺された件で、司法省に連邦で捜査を行うよう要請する考えを明らかにしました。

 サンパウロ市内のホテルで行われた労働者党の選挙調整と安全に関する会議の後、グレイシ代表は「この件では力強い行動とそれを支持する市民社会の運動が必要だ。これは一般的な犯罪ではなく、政治的な問題を暗示している事件だ」と述べました。そして「議会は政治的暴力について警告するキャンペーンをしなければならない。選挙は相手を排除する戦場ではなく、敬意を払いながら提案やアイデアについて議論する場だ」と述べました。

 また、同会議に出席していたランドルフ・ロドリゲス上院議員は「支持者に向かって大統領は7日、何が問題で何をしなければならないか分かっているはずと公言した。ベールに包まれた方法であるが、ヘイトスピーチを煽り、俗に言う犬笛による扇動だ」と指摘しています。

 こうした一連の動きにボルソナロ大統領は「私に何の関係があるのか」と無関係を強調しています。