ブラジルのメディアによると、17日にジャマイカとキューバの間にあった熱帯暴風雨「グレース」が20日、ハリケーンに成長したと米国国立ハリケーンセンターが発表しました。時速195kmの強風を伴う凶暴化した「グレース」は22日にはメキシコを襲う動きを見せています。
「グレース」は19日にメキシコのカリブ海沿岸を襲って樹木を倒し、70万人近くが停電に遭いました。21日にはメキシコ湾から150 kmのところにあり、22日には再びメキシコを襲い、ベラクルス州海域を通過する予定です。同地域には製油所を含む石油施設があり、被害が心配されています。
メキシコの市民防衛庁は、「十分に警戒してほしい」と国民に呼びかけています。