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様々なことが起きたオリンピック

 ブラジルのメディア8日付によると、8日に幕を閉じる東京オリンピックでブラジルはリオ・オリンピックに匹敵するメダル(金7,銀4,銅8)を獲得、大きなな成果を上げました。

 ブラジルの頑張りは別として、東京オリンピックでは様々な事件が起きました。200カ国を超える国が参加しているいることを思えば、オリンピックで参加国が抱える問題が何らかの形で現れたとしても驚くべきことではありません。

 イスラエルのアスリートと対戦する予定だった柔道家のアラブ・イスラム教徒が試合を拒否したケース、国内での迫害を恐れて隣国に亡命したベラルーシのスプリンターなど、平和の祭典とは裏腹な事件が起きています。その逆に、米国とイランのバスケットボールチーム間の平和的な会合は、オリンピック停戦への希望と敬意を与えました。

 また、香港のフェンシング選手が優勝、授賞式で中国の国歌が流れ、香港独立派から大ブーイングが起きました。独立派のブーイングは、テレビで放送され、ソーシャルメディアでも話題になりました。彼らは広東語でサッカーファンが歌う曲「We are Hong Kong」を歌いました。

 広東語は中国南部の領土やその他の地域の主要言語で、首都の北京では北京語が話されています。香港の警察は新しい治安法の下で、捜査を開始したということです。オリンピックでは世界の状況が映し出されるようです。