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ブラジル・メディアの東京レポート

 ブラジルのメディア(グローボ)が16日付でオリンピックを前にした東京の表情をレポートしています。

 地球上で最大の大都市である東京は世界で最も革新的な都市の1つで、約4,000万人(東京都だけでなく首都圏を指すと思われます)が住んでいます。この東京はこれまで地震、戦争、空襲で破壊されながら、何年にもわたって克服し、再建してきました。

 現在、日本の首都は、新型コロナ蔓延の中、オリンピックを開催するという課題に挑戦しています。大半の競技は無観客になり、外国から来た人は観戦できなくなりました。しかし、4,000万人近くの市民は決意、友情、尊敬、インスピレーション、卓越性、平等、勇気という7つのオリンピックとパラリンピックの価値観を日々実証しています。

 日本の首都は、成長を止めない都市が抱え込んでいる問題の解決策を暗示しています。たとえば、オリンピック会場の大部分が集中しているお台場の地域は、都市で産まれたごみを埋め立てて出来た人工島です。人工島には安価なアパートが建てられ、コミュニティが形成された場所もあります。ゴミ処理の解決策の一つの見本ともいえましょう。

 資源のリサイクルが進む日本では、廃棄された電子機器がオリンピックで誰もが欲しがるメダルに変貌しました。東京のレストランにはウェイターとしてロボットがいます。日本の首都は219の島にまたがっており、そのうち11の島に人が住んでいます。人口が2,000人未満の神津島は、首都圏でありながら信号機が1つしかありません。別の東京を見ることが出来る雰囲気の村です。