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29人死亡のリオ警察の捜査は軍事政権時代の名残か

 ブラジルのメディア16日付によると、人類学者のロブソン・ロドリゲス氏はBBC ニュース ブラジルの取材に、リオ北部での29人もの死者を出したリオ警察の捜査について、「恐怖で支配した軍事独裁政権の遺産が影響している」と指摘しました。

 同氏は「リオ軍警の指導者には、軍事政権時代の暴力的な取締を是とするものがいる」と、今回の警察の暴力的な行動を説明しました。

 公安研究所のデータによると、昨年、リオデジャネイロで警察の介入により合計1,245人の犠牲者が出ています。 2019年には1,814人、2018年には1,534人でした。

 リオ市警当局はスラムでの活動では暴力的にならざるを得ないと警察の行動を擁護しました。 「この行動は具体的な情報と調査情報に基づいて行われた。当時、犯罪者は逃げるだけでなく、殺害を目的に対抗してきた」と述べています。