ブラジルのメディア19日付によると、FNP（国民戦線）は新型コロナ患者に使用する酸素が15州の76市で不足しそうだと発表しました。FNPが全国2,500の自治体に質問書を送り、18、19両日に574市が回答してきたのを集計したものです。
FNPが送付した質問内容は、「あなたの市町村で、医療用の酸素不足の可能性はありませんか？」というもので、これに「はい」と76市が回答してきました。こうした現状に経済省は、「酸素生産の増加と病院用のシリンダーの輸入を急いでいる｣と語っています。
しかし、パズエロ保健大臣は15日、「保健省が酸素の生産、輸送、ロジスティクスと何の関係があるのか」と述べ、ボルソナロ大統領も、1月のアマゾナス州での酸素供給危機の際、「連邦政府の責任とは言えない」と冷淡な態度でした。
