ブラジルメディア10日の報道によると、ブラジル地理統計研究所の調査で、黒人や黄色い肌の有色人は白人に比べ、文化施設やレジャーに恵まれていないことが判りました。同研究所のレポートは、黒人と黄色い肌の44％は映画のない都市に住み、白人は34％しか住んでいない。また博物館のない都市には有色人が37％住み、白人は25％が住んでいると報告しています。
さらにレポートは、2014年から2018年にかけて、文化に携わる労働者が45％から34％に減少している、と指摘しています。これは文化面への資金が十分ではないためとしており、専門家も｢確かに額は増えているが、それはインフレ率を下回っており、実質的には減少している」と語っています。
ブラジル・ユネスコの関係者は「文化は子どもや若者が発達していく際の基本になるものであり、社会にも重要なものだ。ブラジルは文化にもっと投資することができるし、文化の不平等を減らす必要がある」と語っています。
