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免税店での購入制限が1000ドルに

 地元メディアによると、メルコスール首脳会談が5日、ブラジルのリオグランデ・ド・スル州で開かれ、観光支出制限を1人あたり500ドルから1,000ドルに引き上げ、旅行の手荷物許容量を2倍にすることに合意しました。これが有効になるのは加盟各国の国内手続きが終えてからになります。

 10月15日の官報により、空港や港の免税店でのブラジル人の購入制限が、500ドルから2倍の、乗客1人あたり1,000ドルまで認められていましたが、加盟各国の国民も海外での購入が1,000ドルまで認められることになります。

 ボルソナロ大統領は会談の挨拶で、メルコスールと欧州連合、欧州自由貿易協会との協定調印に祝意を表明し、「各国の経済を改善する方法は減税だ。輸入関税を各国が競って高くすることは有害であり、生産者にマイナス効果しか与えない」と、関税の削減を提案しました。続けて、「メルコスールに活力を与える改革を進める必要がある。今日、貿易促進協定などで調印できたのは、メルコスールをスリムで効率的な組織にする」と強調しました。