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デング熱による死亡77人

 国内メディアによると、保健省が発表した疫学報告書で今年初めから6月23日までの期間に国内で記録されたデング熱による死亡者が77人と判りました。その他181件が調査中です。デング熱ネッタイシマカが病原菌を媒介する感染症。報告書では、年初から148件の重症例が確認されており、出血や嘔吐などの症例が1736件としています。

 今年は、中西部で重症例、警戒症例が多く、それぞれ74件、1101件となっています。その他に375件が調査中です。デング熱感染が疑がわれる件数も中西部が6万4563件(全体の37.6%)と多く、南東部は29.8%、北東部は24.9%でした。

 同じネッタイシマカが媒介するチクングニア熱も年初から11件の死亡が確認され、42件が調査中です。感染確認件数は3万4079件で、そのうち南東部が54.1%(2万8722件)を占めています。