地元メディアによると、国税庁と国境警察部隊は24日から25日にかけブラジルのフォス・ド・イグアス市とパラグアイのシウダード・デル・エステ市を結ぶ「友情の橋」税関で、約900リットルの密輸ガソリンを押収しました。ガソリンはパラグアイからブラジルに入国してきたブラジル・ナンバーの車に積まれていました。
国境警察部隊の調べによると、トラック運転手ストの影響でフォス・ド・イグアス市内のガソリンスタンドに燃料の供給が行われず、23日からブラジルのドライバーが燃料を求めてパラグアイのガソリンスタンドへ向かう人が増加していました。
ガソリンを不法に持ち込もうとした人は密輸の罪に問われ、1~4年の禁錮刑と罰金が科されます。今回のように現行犯で摘発されると、製品はその場で押収され、商売で密輸したと判れば、密輸品のほか運搬に用いた車両も押収されます。また、ブラジル国内を危険物輸送に適した車両以外で燃料輸送を行うことは交通法によって禁じられており、違反すれば環境犯罪でも処罰されます。