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食品関連業種見本市に日系企業も出展

 2014年国際食品業種見本市「FIPAN」が、サンパウロ市内の見本市会場センターノルテで内外320の関連企業が出展し15日から4日間開催されました。日系企業からも「味の素」、パロマ製炊飯器・ガスコンロとスズモ製寿司ロボットのブラジル側代理店「南米貿易」が出展しました。
 日本食品が大もてのブラジルでも、十分には普及していないのが寿司ロボットです。販売代理店の南米貿易は16年前から寿司ロボットを輸入、サンパウロ市を中心に販売すると同時に調整、修理等のメンテナンス業務を行ってきました。担当者によると、主な販売先は、寿司パックを販売する日系及び高級スーパーマーケットや副菜として寿司を提供しているシュラスカリア店が主で、寿司レストランは少ないそうです。
 寿司ロボットの輸入価格は最も安価なもので2万レアル。あらゆる巻き寿司に対応する最高機種は7万レアル(約320万円)と日本車のシビックカローラとほぼ同じ価格です。顧客の大半が購入設置後、1年前後で7万レアルを償却していることから、担当者は「寿司ロボットの収益性はかなり高い」と強調していました。