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新たな出会い系アプリが流行

 地元メディアによると、携帯電話の位置情報を用いた出会い系サービスアプリ「Tinder」が、米国などだけでなくブラジル国内でも人気を呼んでいます。自分の近所に住む異性の写真を見て好みかどうかを選択し、互いの好みが合致した場合には通知を受け取り、さらにプライベートなメッセージのやりとりが可能になります。同アプリ開発者のジャスティン・マティーン氏は、「Tinder」がブラジル国内で月間140%以上成長していると説明、ブラジルは間もなく米国に続いて世界で2番目に大きな市場になると話しています。
 このアプリが人気なのは、ブラジルで最も普及している米グーグル社製の基本ソフト(OS)「アンドロイド」対応版が今年7月に公開されたことが原因のようです。このアプリの利用者のナターリア・デ・マットスさん(27)=医師=は、「最初に使った日にすぐに一人の男性と会話ができた。その後、さらにお互いの好みが『マッチ』する男性が現れ、2週間後にはデートの約束にこぎ着けた」と語っています。
 このアプリが必ずしも良い出会いをもたらすとは限りません。作家のビア・ボンヅキさん(32)は、「外見も良く年齢も自分の希望に沿っている男性と知り合えた。会話も弾んだし、精神的に安定しているように見えた」と振り返りますが、実際にその男性と会ってみたら期待外れだったと話しています。そのため、「実際に会った時に相手が自分の期待通りのことをしてくれるかどうかは分からない」と注意を呼び掛けています。