中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

ロリータファッションの知名度上昇

 今年の第16回日本祭り開催期間中、ブラジルロリータコミュニティー(松田明美代表)のブースで、ロリータファッションと呼ばれる華やかな衣装を身にまとった女性スタッフたちが来場者を出迎えました。ロリータファッションは、日本発のポップカルチャーとして、現在その知名度を海外で爆発的に広げています。当日、同ブースにはレジャーシートが敷かれ、紅茶や菓子を手に会話を楽しむというピクニックを模した交流が行われました。
 ロリータコミュニティーを取り仕切った松田さんは、今年4月に日本ロリータ協会から「ブラジルかわいい大使」に任命された『永遠の19歳』を自称する日系3世。「自分たちのコミュニティー外の人たちとの触れ合いも大事だと思った」と企画の狙いを説明していました。
 松田さんによると、ブラジル国内のロリータファッション愛好者は、2003年の時点では10人程しか確認されていませんでしたが、現在では約5000人がコミュニティーに参加するまでに膨らみ、急速に拡大しています。ロリータファッションの魅力について松田さんは「一度着たらやめられない。結婚当日の花嫁の気分になれる」と語り、「ただ、ブラジルのこの暑さの中で衣装を着るのはとても大変。愛無くしては着続けられません」と、当地ならではの苦労を話していました。
 <写真>スタッフの松田さん、アマンダさん(左から)=サンパウロ新聞提供=