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内外で人気のブラジルブランド「GIG」

 地元メディアによると、ニット製品を中心に手掛けるブラジルファッションブランドの「GIG」がサンパウロ市内に新ブティックをオープンしました。ブランド創設者はミナス・ジェライス州出身のジーナ・ゲーラさん。同ブランドの製品はフランスや日本でも販売されています。
 大学でファッションを学んだジーナさんは、生地や素材を取り扱う仕事を経て1997年に編み物の世界に足を踏み入れました。「友人が持っていた編み機を初めて見た時、毛糸が生地になって出てくることに感動した」と語るジーナさんはすぐに編み機を購入し、自作品をアウトソーシングの形態で他の企業に卸していく傍ら、編み物の技術に磨きをかけていったといいます。
 2005年、ベロ・オリゾンテ市の多国籍企業で働いていたパトリシア・シェチノさんの手助けで、ジーナさん自身のブランド「GIG」を発表しました。パトリシアさんの知識と経験によって同ブランドは海外進出し、ブラジル国内での初のコレクション開催よりも前にパリでのイベントに出展、GIGブランドが広く認知されるようになりました。ジーナさんも「ブラジルへ帰国したとき、自分たちの製品が高級ブランドと見なされていることを知り驚いた」と語っています。
 主なヒット商品はプリンセスドレスやジャガード織りのドレスで、販売価格は1500〜3000レアル(約65000円〜130000円)です。やや高めの価格設定になっています。