東海テレビ（愛知）で放送中の「主役はキミだ！ わんだほキッズ」に7月27日、三重県鈴鹿市に住む日系４世の坪田なみえソフィアちゃん（５）が出演します。同番組は、分野を問わず、何かに一生懸命に取り組んでいる子どもを紹介するもので、地域のイベントや福祉施設でサンバを踊っているなみえちゃんに白羽の矢が立ち、出演することになりました。
放送の収録が東海テレビスタジオで19日に行われ、なみえちゃんは初めてのテレビ出演とあって最初は緊張していましたが、次第に本来の調子を取り戻し、５歳とは思えぬ華麗で激しいダンスを披露していました。同番組は、東海３県（愛知、岐阜、三重）と石川県で放映されています。
日本生まれで日本の保育園に通っているなみえちゃんは、まだブラジルに行ったことがありません。１歳半からサンバを始め、それから約４年間ステップに磨きをかけてきたといいます。なみえちゃんが所属するまちづくり団体「スズ友の会」は、日本人とブラジル人で構成され、サンバを地域の文化交流の一環として各所で披露しています。特に、老人ホームで披露する際には、愛らしくサンバを踊るなみえちゃんの人気は高く、同会にとってなみえちゃんは欠かせない存在ということです。
父親のアレッサンドロさん（31、３世）と母親のタイース・エレナ・マユミさん（29、３世）によると、なみえちゃんは「サンバに限らず、歌と踊りがとにかく好きで、人前で披露することを心から楽しんでいる」ということです。
