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ナイトクラブの取り締まり強化

 地元紙によると、リオグランデ・ド・スル州サンタ・マリア市で1月27日に発生した火災事故を受け、サンパウロ州やリオ州などの各都市でナイトクラブ(ボアッテ)の取り締まりが強化され始めました。サンパウロ市では、営業許可証と消防許可証のない店舗が摘発されたほか、市役所が発行する許可証の承認を待っている店舗が600軒に上っています。
 サンタ・マリア市の火災事故による死亡者は、その後治療中の死者などもあり231人から235人に増加しました。入院中の負傷者は143人で、依然として75人が予断を許さない状態です。
 この火災事故で消防署は30日、サンパウロ州内17都市のナイトクラブ303軒で調査を行ったところ、39軒が許可証を所有せずに違法営業を行っていたことが分かりました。サンパウロ市内では29軒の有名ナイトクラブが調査対象でしたが、9軒が許可証無し営業だったほか、取り締まりを避けて開店しなかった店舗も幾つかありました。