地元メディアによると、サンパウロ市内で６月28日、６人組強盗がボリビア人家庭に侵入、4500レアル（約20万円）を強奪しました。犯人は、被害者の所持金が少なかった腹癒せに少年（５歳）の頭に発砲して殺害しました。調べによると、犯人グループは午前２時ごろ、被害者宅に侵入してブライアン・カプチャ君（５）の頭に拳銃を突き付けて現金を強要し、恐怖のため泣き出した少年に腹を立て、「殺すぞ」「首を切ってやる」など何度も脅迫していました。
母親のベロニカさん（24）は4500レアルを渡した後、空の財布を見せて「もう何も無い」と告げましたが、犯人らは不満をあらわにして少年に発砲して逃走しました。ブライアン君は緊急に運び込まれた病院で死亡が確認されました。
サンパウロ市保安局は「凶悪な犯罪事件だ。徹底した捜査を進めたい」と話しています。
