地元メディアによると、サンパウロ市パライゾ区で3日、強盗団11人が11階建ての高級マンション「モンテ・ベルデ」に侵入し、約4時間にわたって住民らを恐怖に陥れました。今年に入ってからの住宅施設への集団強盗は今回で7件目になります。
強盗団は、まず一人が郵便配達人を装い侵入、門番を恐喝し自動車3台に乗車した覆面の姿10人の強盗犯を中に入れました。犯人は拳銃などで武装しており、出勤で駐車場に降りてきた住民に自室に戻って宝石、デジタルカメラ、現金などを持って来るよう指示、集めた品物を持ち去ったほか、備え付けの盗難防止カメラ、それを記録するコンピュータなどを破壊し逃走しました。
この事件で女子大学生が、通学のためエレベーターを降りた際に強盗団を目撃して叫んだため暴行を受け病院に搬送されたほか、エンジニアの男性が7000ドルを奪われた上に刃物で耳を切りつけられるといった被害に遭いました。