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バス運転手が若者らに殴られ死亡

 地元紙の報じるところでは、サンパウロ市東部で28日、ビア・スル都市運輸のバスが衝突事故を起こし、このバス運転手エジミルソン・ドス・レイス・アルベスさん(59)が住民に暴行を受け死亡しました。バスの乗客の証言によると、アルベス氏は体の調子が悪かったようで、それが事故につながったと話しています。アルベス氏は、20年間勤務しているベテラン運転手でした。
 アルベス氏が運転するバスは男性1人をひき、さらに周辺で行われていたファンク・パーティー(大音量の音楽に合わせて若者らが踊る。飲酒やドラッグが使用されることも)の来場者のものとみられる自動車3台、オートバイ3台と次々に衝突しました。事故発生後には30人以上がバスに向かって投石し、5〜6人がバスの窓を割って運転手を車外へ引きずり出して暴行したということです。バス車内にあった消火器を投げつけた人もいたといいます。