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バスの事故で19人死亡、31人負傷

 ブラジルメディアによると、22日にパラナ州を出発、サンタカリーナに26日到着予定のバスが25日、パラナ州の峡谷近くを走行中転落し、乗客19人が死亡し、31人が負傷しました。助かった運転手は「ブレーキが故障し効かなかった」と語っています。

 バスはパラナ州アナニンデウア市を出発、高速道路でサンタカタリーナ州サンジョゼ市に向かっていました。運転手によれば、パラナ海岸のグアラトゥバ近くを走行中、ブレー機の効き具合がおかしいのに気づき、バスを路側帯に誘導、停止しようとしました。ところが路側帯にトラックが停車していたため、それを避けようとして高速道路から峡谷に転落しました。

 運転手は警察に過失致死罪容疑で拘束されましたが、調べが終わった段階で釈放されました。今後、調査の進展によっては運転ミスとされる可能性もあり、そのときは改めて逮捕されます。これまでの調べでバスは、出発前の点検を受けており、運転手も「走行中は問題がなかった」と話しています。

 当の運転手は事故を起こす30分前に別の運転手と交代していました。警察によると、運転手からアルコールは検出されませんでした。交代前の運転手の生死はまだ不明です。