ブラジル中央銀行は13日、国内総生産（ＧＤＰ）の月間先行指標として経済活動指数を発表しました。それによると、８月の経済活動指数は前月比で0.53％減少しており、ブラジル経済は予想以上に減速しているようです。
各メディアの報道によると、政策金利引き下げの理由だった経済の減速は、経済活動指数の低下で一定の効果があったことが分かりました。ジルマ大統領は今年のＧＤＰ成長率を４％と予想しており、財務省のネルソン・バルボザ書記長も国会の公聴会で「今年のＧＤＰ成長率は3.5〜４％となるだろう」と説明しています。これに対し、ギド・マンテガ財務相は、ＧＤＰ成長率の予想を４％より下方修正する可能性が高いとの見方もあります。
ＡＢＣブラジル銀行のルイス・オタビオ・デ・ソウザ経済部長は、第３四半期のＧＤＰ成長率はゼロに等しく、今年度の成長率は3.3％と予想していますが、３％前後にとどまる可能性もあるとしています。
