サンパウロ市のジルベルト・カサビ市長が29日、銀行内で携帯電話の利用を禁止する法案を承認したことから、同日からサンパウロ市内の銀行内では通話やメッセージの送信などが禁じられました。
携帯電話の利用を制限する同法案は、ＡＴＭで引き出しを行った直後の強盗や電撃誘拐を防ぐことを目的に法制化されたもので、同法にはブラジル銀行連盟も賛成していました。しかし、「この法律だけでは、犯罪数の低減に十分な措置とはいえない」との意見もあります。
同法では、銀行各本支店は携帯電話の使用禁止を告知するポスターの掲示が義務付けられ、違反が発覚した本支店には2500レアル、再発時には5000レアルの罰金が科せられることになっています。また、携帯電話を使用した顧客も処分されます。
