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郊外電車をグアルーリョス空港まで延長

 各メディアがサンパウロ州都市運輸局が27日に発表したとして伝えるところによると、サンパウロ市―グアルーリョス市間で建設予定の郊外電車の普通路線をグアルーリョス空港まで延長することが判りました。州都市運輸局では、新線の建設によってサンパウロ市ブラス駅からグアルーリョス空港までの所要時間は23分になると試算しています。同線に使用される車両は他路線と同モデルで、運賃も同価格。各駅停車で6分ごとに運行し、営業時間は午前4時〜翌午前0時の予定です。
 当初の計画は、通常よりも高い運賃で停車駅も少ない特急列車でしたが、今回の計画変更で、国外旅行などでグアルーリョス空港を利用する旅行客のみを対象とする路線ではなくなったようです。
 これまで13号線は、旅行用の大きな荷物を運ぶ乗客にとって不向きな車両であるという理由で、エンジェネイロ・ゴラール駅で12号線に接続し、さらにグアルーリョス市内のゼジーニョ・マガリャンエス州立住宅銀行周辺までの建設が決定され、グアルーリョス空港までは計画されていませんでした。
 サンパウロ州政府は13号線の建設を官民パートナーシップで行う意向を見せています。