三菱重工(宮永俊一社長、本社=東京都)は18日、三井物産の協力によってサンパウロ地下鉄6号線の建設・運営事業体であるムーブ・サンパウロ社から全自動無人運転の鉄道システム建設プロジェクトを受注したと発表しました。同社が中南米向け鉄道システムを受注したのは初めてです。
発表によると、サンパウロ地下鉄6号線は、サンパウロ市中心部から北西部の人口密集地に延びる全長15キロメートル、15駅の路線。1日当り63万人の利用が見込まれています。三菱重工は、土木・建築工事を担当する当地ゼネコン連合とコンソーシアムを組み、全自動無人運転鉄道システムの信号、通信、電力、架線、車両検修設備、プラットフォームドア、トンネルベンチレーションにわたる各システムの設計・調達・据付・試運転を担当します。工事完了は2020年の予定です。